磁製金彩蓋付高足杯 一対

[1873(明治6)年 - 1902(明治35)年]

初代宮川香山

眞葛窯が東京瓢池園に磁器を提供していたことは1876(明治9)年のフィラデルフィア万国博覧会の出品目録からも明らかとなっている。眞葛窯が横浜で開窯間もない頃から、陶器と磁器の両方を高いレベルで製作していたことは特筆に値する。

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東京瓢池園
1873(明治6)年設立。東京瓢池園は、いわゆる「東京絵付」を代表する窯で、瀬戸などの磁器に上絵付を施す手法で作品を製作していた。後に陶磁器メーカー「ノリタケ」に吸収されていくことになる。
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